はじめに
「原本」「正本」「謄本」は、日常会話では似た意味に使われますが、法令や手続によって意味が異なります。電子契約では、どの電子ファイルを正本として管理するかという社内運用も加わるため、用語を定義せずに使うと混乱します。
正式記録、閲覧用コピー、提出用データを分けると、担当者が変わっても同じファイルと証拠へ到達できます。Nota Signは、署名済み文書、版、証明書、監査証跡を一つの文書 ID で管理し、正式記録と複製を区別する運用を支えます。
法令上の用語と社内用語を分ける
原本は一般に、複製の基になった文書や最初に作成された文書を指しますが、具体的な意味は手続や文書によって異なります。正本・謄本も、行政・司法手続などではそれぞれ制度上の意味を持ちます。
一方、契約管理システムで「正本」と呼ぶファイルは、組織が保存上の正式記録として指定したデータを意味することがあります。これを制度上の正本・謄本と同一視しないでください。
電子契約の正式記録を特定する
署名済みPDF、監査ログ、証明書・検証情報、添付を同じ文書 ID で関連付けます。ダウンロードした複数のコピーのうち、どの保存先を正式記録とするかを規程に定め、ファイルハッシュなどで同一性を確認できるようにします。
提出用コピーや閲覧用PDFを作る場合は、元の署名情報が保持されるかを確認します。印刷・再スキャンしたファイルを、元の電子署名済みデータと同じものとして扱わないことが重要です。
社内説明を文書化する
用語集には、対象文書、保存先、権限、複製の扱いを記載します。法令上の意味を説明する場合は、対象制度と出典を添えます。電子契約の正式記録を整理したい場合は、Nota Signへご相談ください。
まとめ
原本・正本・謄本は対象制度の意味を確認し、電子契約の正式記録という社内用語と分けます。署名済みデータと証跡を文書 ID で管理し、複製の用途を明示してください。





